福岡県うきは市は、古代からの地名と豊かな自然、そして洗練された地域文化が見事に融合する町です。本記事では「浮羽(うきは)」の地名由来や歴史を紐解きつつ、評価が高い観光名所や飲食スポットを5つ厳選してご紹介します。
旅行を計画しているものの、どこに行くか迷っている、地域の魅力を知ってから旅行に行きたいという方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
「福岡県うきは市」地名の由来と歴史
地名の由来
諸説ありますが、「うきは」という名称の由来は古代までさかのぼります。4世紀前半、景行天皇が現在のうきはの地に訪れた際、炊事係が杯を忘れてしまい、景行天皇が「惜(あたら)しきかも、朕(わ)が酒盞(うき)はや」と呟いたことをきっかけに、この地が「浮羽」と呼ばれるようになったといいます。
歴史
奈良時代ごろから「生葉郡」として存在したこの地は、中世以降も水資源と農業に恵まれ発展を続けました。江戸時代には五人の庄屋による大石堰築造など灌漑事業が進み、農村基盤が確立されました。2005年には浮羽町と吉井町の合併により「うきは市」となり、現在は伝統と現代が調和する「フルーツ王国」として観光客に親しまれています。
福岡県うきは市の観光名所
道の駅 うきは

道の駅うきはは、筑後平野を一望できる高台にあり、地元の新鮮な野菜やフルーツを直売しています。2025年5月にリニューアルオープンしたのち、7月にはレストラン「きふね食堂」もオープンしました。道の駅うきはの進化により、うきは市のブランド向上や観光客の増加が期待できます。
また、併設の「ウキハコ」ではレンタサイクルや体験プログラムも提供され、観光情報の拠点としても機能しています。休憩所としても充実しており、旅行者から高評価を得ているスポットです。
9:00〜18:00
【定休日】
なし
【公式サイト・SNS】
・公式サイト(道の駅うきは):https://michinoeki-ukiha.com/
・公式サイト(ウキハコ):https://ukihaco.jp/
・Instagram:https://www.instagram.com/michinoekiukiha/
浮羽稲荷神社

浮羽稲荷神社は92基の赤い鳥居が約300段の階段にわたって連なり、幻想的な景観がSNSでも話題です。鳥居を抜けた先には田園風景が広がり、参拝者に静寂と絶景の両方を提供します。フォトスポットとしても人気が高く、多くの旅行者が訪れています。
つづら棚田

日本の棚田百選にも選ばれたつづら棚田は、400年以上前に築かれた石積みの棚田が広がる原風景です。9月中旬ごろには彼岸花が彩りを添え、多くの写真家や旅行者の心を捉えます。伝統的な農村景観として、人々に深い感銘を与えています。
カフェたねの隣

「カフェたねの隣」は、Googleでの口コミ評価が高い、自然の中に佇む古民家を改装したカフェです。料理だけでなく、空間の居心地の良さが高く評価されています。
ランチメニューは2000円前後で、うきは産の食材を使った色とりどりのメニュー構成になっています。また、ギャラリー併設でゆったりと時間を過ごせる点が好印象です。週末ランチ時には混雑することも多い人気店で、地元の新鮮食材と落ち着いた雰囲気を求める人にぴったりです。
11:00〜15:30
【定休日】
木曜日
【電話番号】
0943776360
【公式サイト・SNS】
・公式サイト:https://www.budounotane.com/cafe_tanenotonari/
・Instagram:https://www.instagram.com/tane_no_tonari/
・Facebook:https://www.facebook.com/cafe.tane.no.tonari.ukiha/?locale=ja_JP
やまんどん

やまんどんは広大な果樹園で四季折々のフルーツ狩りと、併設カフェ「夢語寄家」での食事・休憩も楽しめる充実感満載のスポットです。口コミ評価も高く、家族連れやカップルに人気があります。体験型観光とグルメを兼ね備えた、うきはらしい魅力が詰まった施設です。
10:00〜16:30
【定休日】
なし
【電話番号】
0943777654
【公式サイト・SNS】
・公式サイト:http://yamandon.com/
・Instagram:https://www.instagram.com/yamandon_ukiha/
まとめ
うきは市は、地名の由来や歴史的背景を知ることで、旅の深みが増す町です。道の駅、神社、棚田、歴史的町並み、フルーツ体験と、多彩な観光資源が豊かに揃います。自然や歴史的背景を肌で感じながら旅行をしたい、という願望を叶えてくれるため、歴史・旅行好き、そしてインバウンドの方にもおすすめの旅先です。
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